短刀 銘 (菊紋)信濃守藤原来信吉  (新刀)

以南蛮鐡作之

貞享ニニ年八月日

特別保存刀剣鑑定書(平成1873)

                     ¥500.000(税込)

金着一重鎺、白鞘付

東京都教育委員会登録証(昭和26年3月28日)付

時代・国  江戸中期(329年前)、山城。

 

法量    刃長25.5(84) 無反り 元幅2.85(94) 元重0.69(23)

 

形状    平造、庵棟、長さ・身幅ともに尋常で、その割に重ねがしっかりとした健全なる短

      刀体配である。

 

鍛     小板目に小杢目が交じって頗るよく約み、地沸よくつき、細かい地景が盛んに働い

      て明るい。

 

刃文    小沸出来、匂い深く、互の目乱れ、涛瀾風となり、太い足がよく入り、細かい金筋

      ・砂流し交じり、刃明るい。

 

帽子    直ぐで入り、小丸に返り、先掃き掛ける。

 

茎     生ぶ、鑢目化粧付筋違い、先栗尻、目釘孔2

 

説明    信濃守信吉は京五鍛冶(伊賀守金道・近江守久道・丹波守吉道・近江守忠綱・信濃

      守信吉)の一人に上げられ、禁裏御用を勤めて、毎年正月には小刀15本を献上し、

      天盃を賜ったといわれている。

      本作はその二代目で、高井金三郎ともいい、初め藤原を称して後に源と改め、大坂

      にも住した。

      当時大坂では越前守助広と井上真改の両巨頭が隆盛を極めており、特に助広の涛瀾

      刃は人気が高く、後世、「新刀弁疑」等の著者、鎌田魚妙は助広を新刀第一と賞賛

      している。本作はまさにその助広の涛瀾刃の影響を受けて鍛刀したものと思われ、

      匂い口が明るく、きめ細かい地鉄と小沸の付き方は、本歌を凌駕するほどの出来映

      えで、金筋・砂流し・地景の働きも目を見張るものがある優刀である。

 


NEWS

刀剣の販売・買取・下取・無料評価・鑑定・研磨・工作等、日本刀に関する全てのご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。

商品案内

◆刀剣の販売

※日本刀は所有者変更届を教育委員会へ提出するだけで、どなたでも自由に所持できます。

◆刀装具の販売

◆武具・その他