刀  銘  周防國住藤田謙吾藤原永弘  (新々刀)

・     以備前國長船友成古傳鍛之

・     丙寅陽月吉辰

保存刀剣鑑定書(平成19629)

                 ¥850.000(税込)

刀剣と歴史(平成264月号)所載品。

銅一重鎺、木羽巻白鞘付

栃木県教育委員会登録証(昭和26314)

時代・国  江戸末期(152年前)、周防。

 

法量    刃長70.9(234) 反り1.4(46)

      元幅2.95(97) 先幅2.14(71)

      元重0.71(23厘半) 先重0.56(18厘半)

      鋒長3.94(13) 茎長21.0(693)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅尋常で重ねやや厚く、鎬筋の高い造り込みで重量感があ

      り、反りがあって姿良く、中鋒の健全なる体配である。

 

鍛     小板目に小杢目交ってよく約み、地沸つき、地景入り、乱れ映り立ち、鎬

      地は柾となる。

 

刃文    匂出来、小沸つき、互の目丁子乱れ、蛙子丁子や逆がかった片落ち互の目

      風等が交じり、足・葉よく入り、飛焼も交じり、砂流しもかかって明るく

      冴える。

 

帽子    乱れ込んで先小丸に浅く返り、砂流しかかって、先掃き掛けて火焔風とな

      る。

 

茎     生ぶ、鑢目浅い勝手下がり、先栗尻、目釘孔1

 

説明    永弘は備前の加賀介祐永の門人で、初め長州萩にて打ち、元治元年に防州

      山口に移って冶工となった。藤田謙吾といい、号は眞龍子、明治1266

      日に没している。

      本刀は健全な体配の刀身に、師加賀介祐永の作品を彷彿とさせるような冴

      えた互の目丁子乱を焼き、地には備前国長船友成の古伝を想わせるような

      乱れ映りを上手に表現している。

      茎にもその旨を記し、藤田謙吾の本名まで入れている処から、相当な技術

      を施して入念に仕上げた自信作と思われる。茎裏の「丙寅陽月吉辰」は慶

      応二年十月吉日を意味しているが、これも常とは異なる表現をして、特別

      な仕上がりの一振りである事を物語っており、資料的にも貴重な優刀であ

      る。

 


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