短刀   銘  若狭守氏房作  (古刀・上作)(業物)

特別保存刀剣鑑定書(平成15116)

                  ¥480,000(税込)

金着一重鎺、白鞘付

東京都教育委員会登録証(昭和5329)

◎時代・国

室町時代末期(450年前)、美濃。

 

◎法量

刃長29.6(977) 反り0.5(17)

元幅2.62(87) 元重0.52(17)

茎長9.0(297)

 

◎形状

鵜の首造、庵棟、身幅尋常、浅く反りがあって、寸延びた長めの短刀体配で、姿が良い。

 

◎鍛

小板目に小杢目肌交じってよく約み、地沸細かにつき、地景入り

、やや白けごころがある。

 

◎刃文

鎺元から互の目・丁子乱れに飛焼交じり、上に行って太直刃となり、細かく足・葉入り、金筋・砂流しかかり、互の目調の棟焼入り、よく働き、刃明るい。

 

◎帽子

直ぐで入り、先尖って深く返り、棟焼に繋がり、先やや掃き掛ける。

 

◎彫物

表裏に腰樋がある。

 

◎茎

生ぶ、先栗尻、鑢目深い勝手下がり、目釘孔2

 

◎説明

若狭守氏房は末関を代表する刀工の一人で、兼房の子と伝えている。自身も兼房を名乗っていたようであるが、永禄十三年に若狭守を受領し、氏房と改めたといわれている。

元亀・天正年間に多いに活躍し、織田家の抱鍛冶となり、岐阜・関・安土・清洲等にて鍛刀し、天正十八年清洲にて57歳で没している。

 

本作は品の良い大振りの鵜の首造りの短刀で、小板目に小杢目肌が交じってよく約み、地沸細かにつき地景入り、鎺元の互の目・丁子乱れから太直ぐ刃となって、細かく足・葉・金筋・砂流しがかかって明るくよく働き、帽子も先尖って深く返った力強い作品で出来が良く、同作中の優品である。


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