保存刀装具鑑定書(平成28年1月15日)付
¥380,000(税込)
上製桐箱・布団付
時代・国 江戸中期(約250年前)、肥後。
法量 竪長さ7.35㎝ 横長さ6.96㎝ 厚さ0.52㎝ 重さ105g
品質・形状 菊花形 鉄地 地透 陰透 糸透 毛彫 金布目象嵌 丸耳
両櫃孔。
説明 霞桜透図は初代又七在銘で永青文庫蔵の重要美術品が有名であ
るが、本作はその名品を手本として謹直に透かし、金布目象嵌
で桂菱を施して、華やかさを一層増幅させた優鐔に仕上がって
いる。
作風と桂菱の手法より、三代林藤八の入念作と思われる。
林藤八は享保八年に生まれ、寛政三年に69歳で没していて、祖
父である又七に範をとって林の作風を樹立した上工であり、そ
の技量は五代の又平や神吉へと引き継がれていった。