鐔 無銘 林重光    (花菱唐草透図) (上工)

保存刀装具鑑定書(平成171027)

                ¥450.000(税込)

上製桐箱落込・布団付

時代・国  江戸中期(300年前)、肥後。

 

法量    竪長さ7.55㎝ 横長さ7.38㎝ 厚さ0.53㎝ 重さ86

 

品質・形状 竪丸形 鉄磨地 地透 毛彫 丸耳 両櫃孔。

 

説明    この優雅でしなやかなデザインは林派の代表的な図であるが、西垣勘四

      郎の作品にもあり、当時好まれていたことがわかる。

        林重光は肥後金工林家の二代目で、名人初代又七の長男として、寛文七

      年に生まれた。通称を藤平といい、父又七に次ぐ巧手で、細川藩の抱工

      となって肥後春日村に住し、延享元年に78歳で没している。

        重光の作品はほとんどが鐔であり、大別すると、又七に憧れた謹直な透かし

      のものと、味わいのある、即興的な作風が認められる。本作は前者の出来で、

      黒く強い地鉄に垂直かつ丁寧に彫り込んだ仕事は、初代又七に優るとも劣ら

      ぬほどの優鐔である。


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