小柄  銘  古川常珍(花押)    (福禄寿図)(上工)

保存刀装具鑑定書(平成2734)

                   ¥売却済

上製桐箱落込・布団付

時代・国  江戸後期(230年前)、武蔵。

 

法量    竪長さ9.78㎝ 幅1.47㎝ 厚さ0.51

 

品質・形状 四分一磨地 片切彫 毛彫 裏時雨鑢。

 

説明    福禄寿とは七福神の一つで、道教の願望である、幸福、封禄、長寿の三徳を具現化したものである。中国では、鶴・鹿・桃を伴うことによって福・禄・寿を象徴し、コウモリ・鶴・松によっても表現された。福禄寿は、背が低く、長頭で長い髭をはやし、杖に経巻を結び、鶴を伴っているとされていて、本作はまさにその典型像である。

古川常珍は横谷宗珉門下の古川元珍の実子である。親子共々、片切彫に実力を発揮した上工で、師の宗珉に迫るとも言われている。本作はまさにそのような作品で、構図はもとより、鶴の羽毛や髭、鹿の毛並みなどの柔らかい表現はさすがである。

 

 

NEWS

刀剣の販売・買取・下取・無料評価・鑑定・研磨・工作等、日本刀に関する全てのご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。

商品案内

◆刀剣の販売

※日本刀は所有者変更届を教育委員会へ提出するだけで、どなたでも自由に所持できます。

◆刀装具の販売

◆武具・その他