長巻直し脇指 無銘  尻懸    (古刀・上作)(大業物)

15回重要刀剣指定書(昭和42210)

                  ¥2.100.000(税込)

本間薫山先生御鞘書付

黒蠟色塗鞘打刀脇指拵付

金着二重鎺、白鞘付

東京都教育委員会登録証(昭和29327)

時代・国  鎌倉中期(750年前)、大和。

 

法量    刃長48.5(16) 反り0.5(17)

       元幅2.9(96) 元重0.66(22)

      茎長11.8(39)

 

形状    長巻直し造(菖蒲造)、庵棟、鎬高く、鎬幅広く、身幅の割に重ねがしっかり

      とした体配で、反り浅めの脇指である。

 

鍛     小杢目肌に小板目が交じってよく約み、肌立って地沸よくつき、地景頻りに

      入り、映りごころもある。

 

刃文    中直ぐ刃調の中に小互の目・小乱れ交じり、二重刃・喰違い刃・打ちのけ・

      湯走り等かかり、小足・葉よく入り、金筋・砂流し頻りにかかり、匂口締ま

      りごころに小沸つく。

 

帽子    直ぐで入り、先掃きかけて、焼き詰める。

 

彫物    表は腰の鎬に細樋、裏は鎺元鎬に細樋跡がある。

 

茎     大磨上げ、先極く浅い栗尻、鑢目筋違い、目釘孔1

 

拵     黒蠟色塗打刀脇指拵(総長69)。鐔、赤銅地・赤銅魚子地 菊花形 金色

      絵 両櫃孔 銘=吉岡因幡介。 縁、赤銅魚子地 金色絵 金小縁 菊亀

      甲文図。 頭、角。 目貫、赤銅容彫 花唐草文図。小柄・笄、赤銅魚子

      地 高彫 花唐草文図 裏哺金。 白鮫、黒色糸つまみ巻。重要図譜では

      「拵も江戸中期を下らないもので作柄もよい。」とあるが、後に柄巻と塗

      りは修復されていて健全である。

 

説明    大和尻懸派は事実上則長を祖とするものであり、鎌倉中期からはじまる。ま

      た薙刀は鎌倉初期から散見するものであるが、鎌倉期の薙刀はあまり長大な

      ものはなく、先幅が張らず、先反りが少ない。この作は鎌倉期の薙刀を直し

      たとみられるものであり、大磨上げにして先の棟を磨っているので元の姿は

      判明しないが、地刃からその所伝は首肯しうるものである。(重要図譜より抜粋)

      尻懸則長は、大和物を代表する千手院・当麻・手掻・保昌・尻懸の五流派の

      一つ尻懸派の代表作者で、山辺郡岸田村尻掛に住し、則弘の子と伝え、太郎

      左衛門と称した。父・則弘の遺作はほとんど現存していない事から、大和尻

      懸派の事実上の祖である。

      よく約んだ地鉄に地景が頻りに入り、二重刃・喰違い刃・打ちのけ・湯走り

      等がかかり、小足・葉がよく入り、金筋・砂流しが頻りにかかる等、大和尻

      懸派の特徴が充分に発揮された優品である。

 


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