脇指  銘  稲津古狐丸廣重    (新刀)

保存刀剣鑑定書(平成29324)

日本刀剣保存会鑑定書(昭和6221)

               ¥300,000(税込)

銀無垢一重鎺、白鞘付

東京都教育委員会登録証(昭和62116)

時代・国  江戸中期(260年前)、摂津。

 

法量    刃長52.9(174分半) 反り1.2(4)

      元幅2.95(97) 先幅1.96(65)

      元重0.82(27) 先重0.58(19)

      鋒長2.82(93) 茎長15.1(5)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅尋常ながら、重ね頗る厚く、鎬高く、鎬幅広く、ずっしり

      とした重量感のある健全な体配で、反りがあって姿が良く、中鋒。

 

鍛     板目に杢目交じり、やや肌立って柾がかる所もあり、地沸つき、地景入る。

 

刃文    小沸出来、匂いつき、湾れ調の中に互の目乱れ、丁子乱れ、尖り刃、足・葉

      よく入り、飛焼や打ちのけが交じり、棟焼にもつながって皆焼状になって激

      しく働く。

 

帽子    直ぐで入り、焼き詰めごころに小丸に返り、掃き掛ける。

 

茎     生ぶ、鑢目化粧付大筋違い、先尖って刃上がり栗尻、目釘孔1

 

説明    本刀の「稲津古狐丸廣重」は銘鑑によれば「摂津住小狐丸広重」同人である

      と思われ、河内守龍泉子広高の子で宝暦頃に活躍したようである。しかし、

      この広高は同じく銘鑑によると「稲津龍泉子広高」と銘して三代とあり、安

      永頃に活躍したとなっている。この二人が親子であるとすると、年代的に多

      少不自然であり、ひょっとすると、両者は兄弟とも考えられる。そうなると

      親は元禄頃に活躍したとされる二代の「河内大掾藤原広高」なのではあるま

      いか。いづれにせよ作品は大坂新刀というよりは、備中国水田派の国重あた

      りに酷似していて出来が良く、激しい皆焼風の覇気のある仕上がりとなって

      いる。茎の形や銘の「重」にも共通点がある事から、備中水田派に有縁な刀

      工か、同派に私淑したものとも考えられる。また「摂」の字を「稲」にした

      り、「古狐丸」と名乗るなど銘・作品共に相当な信念を持った優秀な刀工で

      あったと想像するに難く無く、稀に見る貴重な一振りである。

 


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