脇指  銘  奥大和守平朝臣元平  (新々刀・上々作)

寛政八丙辰秋 真鍛

保存刀剣鑑定書(令和元年6)

                    ¥980,000(税込)

甲種特別貴重刀剣認定書(昭和49810)

三重県教育委員会登録証(昭和41614)

金着二重鎺、白鞘付

時代・国  江戸後期(223年前)、薩摩。

 

法量    刃長54.8(181) 反り1.8(6)

      元幅3.3(19) 先幅2.28(75)

      元重0.77(25厘強) 先重0.55(18厘強)

      鋒長4.51(149) 茎長15.9(525)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅頗る広く、重ね頗る厚く、反りがあって姿良く、中鋒が延

      びた豪壮な体配ながら、手持ちバランスが良い。

 

鍛     小板目に小杢目肌よく約み、流れごころの肌交じり、地沸厚くつき、荒目の

      地沸交じり、地景頻りに入り、明るい。

 

刃文    互の目乱れに小湾れ・尖り刃・小互の目等交じり、足・葉入り、匂深く、さ

      かんに沸づいて荒沸交じり、金筋・砂流し頻りにかかって稲妻となり、刃縁

      は湯走り状によく働いて明るい。

 

帽子    直ぐで入り、沸強く掃き掛けて、小丸に返る。

 

彫物    表裏に棒樋を掻き通す。

 

茎     生ぶ、先剣形、鑢目筋違、目釘孔1

 

説明    奥元平は薩摩藩工で、奥元直の嫡男にあたり、通称を孝左衛門といった。延

      享元年に生まれ、文政九年83歳で没している。彼は当時同国の伯耆守正幸と

      並んで薩摩新々刀界の第一人者であり、寛政元年、正幸と同時に、大和守を

      受領している。作刀は明和年間より見られ、初め「薩陽士元平」「薩摩臣奥

      元平」などと銘したが、寛政元年の受領後は「奥大和守平朝臣元平」と銘す

      るものが多い。作品は互の目乱れに小湾れ・尖り刃等を交えて、匂深く、荒

      沸がつき、金筋・砂流しがかかるなど、相州伝の作柄を得意としている。

      本作は正にその典型作で、銘の「真鍛」が示すとおり、元平53歳の技量が最

      も横溢している頃の入念作である。豪壮で健全なる体配を遺して、匂口が明

      るく、鍛・刃文が頗るよく働いており同作中でも殊に出来が優れている逸品

      である。

 


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