脇指  銘  伯耆守平朝臣正幸    (新々刀・上々作)

文化二年丑八月

特別保存刀剣鑑定書(昭和571124)

                  ¥880.000(税込)

金着一重鎺、木羽巻白鞘付

東京都教育委員会登録証(昭和27715)

◎時代・国  

江戸後期(215年前)、薩摩。

 

◎法量    

刃長37.2(1226) 反り0.3(1)

元幅3.32(11) 元重0.78(26)

茎長14.4(475)

 

◎形状    

平造、庵棟、身幅頗る広く、重ね厚く、寸延びてやや反りがあり、ふくらの枯れた鋭い体配で姿が良い。

 

◎鍛     

板目に杢目が交じってよく約み、綾杉風となり、地沸よくつき、地景頻りに入り、明るい。

 

◎刃文    

小湾れに互の目・小互の目・尖り刃など交じり、足入り、匂い深く、沸厚くついて荒沸も交じえ、頻りに金筋・沸筋・砂流しかかり、湯走り・打ちのけ、飛焼も入ってよく働き、明るく冴える。

 

◎帽子    

小さく乱れて先小丸に返り、掃き掛ける。

 

◎茎     

生ぶ、先入山形、鑢目勝手上がり、目釘孔1

 

◎説明    

伯耆守正幸は二代伊地知正良の子で、享保18年に生まれ、三代目を継いで正良と名乗った。寛政元年、奥元平と同時に伯耆守を受領し、名を正幸と改め、文政元年86歳で没している。彼は父祖に勝る技量を発揮して出藍の誉が高く、薩摩新々刀鍛冶の中で、奥大和守元平と共に双璧を成している。

本作は身幅が頗る広く、重ね厚く、ふくらの枯れた鋭い体配で、地景が頻りに入った綾杉風の地鉄がよく約み、刃文は匂い深く、沸厚く、荒沸も交えて、金筋・沸筋・砂流し・湯走り・打ちのけ・飛焼等が入ってよく働き、明るく冴えている。

これらの出来から、古作相州伝の上工を狙ったものと思われ、正幸晩年の熟練した技量を充分に発揮した会心の一振であり、平造の寸延び短刀は大変珍しく貴重である。

 


NEWS

刀剣の販売・買取・下取・無料評価・鑑定・研磨・工作等、日本刀に関する全てのご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。

商品案内

◆刀剣の販売

※日本刀は所有者変更届を教育委員会へ提出するだけで、どなたでも自由に所持できます。

◆刀装具の販売

◆武具・その他