脇指  銘  井上真改  (新刀・最上作)

(菊紋)寛文十三年八月日

特別保存刀剣鑑定書(平成23225)

                  3,500,000 (税込)

金着二重鎺、白鞘付

新潟県教育委員会登録証(昭和26331)

時代・国  江戸前期(347年前)、摂津。

 

法量    刃長51.9(171分半) 反り1(33)

      元幅3.28(18) 先幅2.29(76)

      元重0.74(24) 先重0.52(17)

      鋒長3.22(16) 茎長14.4(475)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、反り尋常、中鋒の健全なる体配で、姿が良

      い。

 

鍛     小板目肌頗るよく約み、強い地景が頻りに入って金筋につながり、地沸厚くつ

      き、沸映り立って明るく冴える。

 

刃文    浅く湾れ、細かい足よく入り、小沸微塵に厚くつき、沸筋が盛んに働き、金筋

      砂流し頻りにかかり、金筋が絡んで二重刃打ちのけ風となり、湯走りかかっ

      て、明るく冴える。

 

帽子    直ぐに入り、小丸に返り、先掃き掛けて火焔風となり、よく働く。

 

茎     生ぶ、鑢目化粧付筋違い、先刃上がり栗尻、目釘孔21埋。

 

説明    井上真改は初代和泉守国貞の次男で、初代国貞の晩年には代作を多くこなして

      いる。その後二代和泉守国貞を継ぎ、寛文十二年八月に井上真改と改銘した。

      本刀は寛文十三年の年紀があり、改銘後一年の真改として最も作刀に注力して

      いるときの入念作である。萬治四年頃に朝廷へ作刀を奉献し、その恩賞によっ

      て菊の御紋を賜っており、天和二年十一月九日に52歳で没するまで、多くの名

      刀を世に送り出した。

      真改は「東の虎徹、西の真改・助広」と並び称され、大阪新刀を代表する名工

      として、現代でも愛刀家の垂涎の的であり、特に真改銘は作品が少なく貴重で

      ある。

      真改の地鉄は小板目が頗るよく約み、刃文は大互の目涛瀾や湾れ調のものを得

      意とし、刃が頗る明るく冴えて、金筋・砂流し・湯走り等がよく働いているこ

      とが特徴である。

      本刀も真改得意の湾れ調の刃文に金筋・砂流し頻りにかかり、二重刃・打ちの

      け・湯走りなど多くの働きが見られ、小沸微塵に厚くつき、沸映り立って明る

      く冴え、「大坂正宗」の異名を持つ新刀最上作の冠に相応しい名刀である。


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