短刀  銘  来國俊    (古刀・最上作)(大業物)

56回重要刀剣指定書(平成221018)

                      ¥売却済

金着二重鎺、木羽巻白鞘付

佐賀県教育委員会登録証(昭和2681)

時代・国  鎌倉後期(730年前)、山城。

 

法量    刃長27.5(91) 無反り 

      元幅2.45(81) 元重0.56(18厘半)

      茎長10.7(353)

 

形状    平造、三ッ棟、身幅広めに、寸延びごころとなり、重ねも厚めで、反りのな

      い優美な姿となって、頗る健全なる体配である。

 

鍛     小板目に杢交じり、流れごころの肌交じり、地沸厚くつき、地景細かによく

      入り、淡く映り立つ。

 

刃文    中直ぐ刃調でごく浅く湾れ、匂深く、小沸厚くつき、細かに砂流しかかり、

      金筋入り、冴える。

 

帽子    直ぐで入り、小丸ごころに上品に返って長く焼き下げ、先盛んに掃き掛け

      て、金筋入る。

 

彫物    表裏共に梵字と、下半表は二筋樋・裏は刀樋を掻き流す。

 

茎     生ぶ、先極く浅い栗尻、鑢目浅い勝手下がり、目釘孔2

 

説明    来国行の子と伝える国俊について、所謂二字国俊と来国俊三字銘のものが同

      人か否か、未だに確たる定説には至っていない。両者の製作年紀を合わせる

      と弘安元年から元亨元年に及び、この間約40年、一人の刀工の作刀期間と考

      えても決して無理は生じない。しかし両者の作風にはある程度の相違がみら

      れ、豪壮な体配に華やかな丁子乱れを得意とする二字国俊に対し、来国俊は

      尋常もしくは細身の体配に、穏和な直ぐ刃調の刃文を見せるものが多い。ま

      た二字国俊には短刀の遺例が唯一口であるのに対し、来国俊には多くの短刀

      の作品が見られる。

      本短刀は、同工中では大振りの重ねも確りとした体配であり、地鉄は小板目

      に杢が交じって映りが立ち、刃文は中直刃がごく浅く湾れて匂いが深く、小

      沸が厚くついて京物来派の伝統を示し、姿を鑑みると次時代の国光をも彷彿

      とさせる出来口である。流石に帽子の形が良く、かつ長く返るのは同工の特

      色である。総体に品格に満ちた一口で、銘字の書風より製作年代は正応・永

      仁頃と推せられる。(重要図譜より転載)

      本短刀は来国俊銘の中でも、最も古い頃の作品と鑑られ、体配・地鉄・刃文

      ともに頗る健全に保存されており、国指定の重要美術品等にも匹敵するよう

      な出来映えを示している。稀に見る健体な最上作・大業物の優短刀である。

 

 

 


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