短刀 無銘  古三原    (古刀・上作)

保存刀剣鑑定書(平成26513)

                  ¥300.000(税込)

黒呂色篠刻片半茶変り塗鞘小さ刀拵付

銀着一重鎺、白鞘付

静岡県教育委員会登録証(昭和2999)

時代・国  南北朝期(650年前)、備後。

 

法量    刃長28.2(93) 反り0.15(5)

      元幅2.67(88) 元重0.5(17)

      茎長10.6(35)

 

形状    平造、庵棟、やや長寸の短刀で、身幅広く、重ねが薄い、典型的な南北朝期

      の体配である。

 

鍛     小杢目に小板目流れて柾がかり、地沸つき、地景頻りに入り、やや肌立ち、映

      り立つ。

 

刃文    小沸出来、細直ぐ刃、足入り、喰違い刃交じり、金筋入る。

 

帽子    直ぐで入り、小丸にやや深く返り、先やや掃き掛ける。

 

彫物    表裏に棒樋を掻き流し、裏に僅かに添樋が残る。

 

茎     生ぶ、鑢目切、先張って栗尻、目釘孔1

 

拵     黒呂色篠刻片半茶変り塗鞘小さ刀拵。鐔、四分一磨無地三枚両櫃孔片埋。縁

      頭、四分一磨地高彫 毛彫 金銅色絵 牛飼図。目貫、赤銅容彫金色絵 鵜

      飼図。栗形、山銅石目地 金色絵 桐紋。白鮫、黒色糸蛇腹巻、茶色下緒。

      小柄欠。

      篠刻鞘の表側 片半分を茶変り塗に施した、上品で洒落た小さ刀拵である。

 

説明    古三原とは南北朝期以前の備後三原物を総称するもので、始祖正家や正広が

      代表的刀工である。大和物の影響が強く、刀は鎬高く、鎬幅が広い体配で、

      小板目に柾が交じり、直刃を焼いたものが多い。古来より作風は地味だが、

      切れ味は抜群との定評がある。

      本作もその掟通りの出来映えで、地鉄に少々疵が残っているが、時代の古さ

      から許容できるものであり、それ以上に地景・金筋の働きのある鍛は奥深い

      味わいがある。上品で洒落た小さ刀拵が付されていることも好ましい。

 

 

 


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