刀 銘 粟田口近江守忠綱(一竿子)  (新刀・上々作)(良業物)

特別保存刀剣鑑定書(平成9125)

                   ¥2.000.000(税込)

金着二重鎺、角口白鞘付

神奈川県教育委員会登録証(平成4513)

時代・国  江戸前期(330年前)、摂津。

 

法量    刃長71.4cm(2356) 反り1.4cm(46)

      元幅3.05cm(1寸強) 先幅2.5cm(83)

      元重0.69cm(23) 茎長20.1cm(663)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅・重ね共に健全で、元先の幅差が常よりは少なく横手がしっか

      りとし、やや反りもあって長寸で姿が良く、中鋒。

 

鍛     小板目に小杢目肌よく約み、地沸つき、沸映りごころもあり、地景入る。

 

刃文    小沸出来、匂口やや締まって明るく冴え、丁子乱れ、尖りごころの刃も交じり、

      足長くよく入り、細かい砂流しかかり、直ぐ焼き出しがある。

 

帽子    直ぐで入り、小丸に品良く深く返り、先やや掃き掛ける。

 

彫物    表裏に角留の刀樋がある。

 

茎     生ぶ、先細って深い刃上がり栗尻、鑢目大筋違い、目釘孔1

 

説明    一竿子忠綱は近江守忠綱の子で、通称を浅井馬太夫といい、初め忠国と銘し、一

      竿子または合勝軒と号して、二代目となった。彫物の名人でもあり、大阪常磐町

      に住して享保中期の八十余歳まで鍛刀した長寿の刀工である。

      本刀は忠綱40歳頃の力の横溢している頃の作品で、忠綱が最も得意としている足

      長丁子刃を焼いて出来が良く、大阪新刀らしく優美で華やかな丁子乱れは見事で

      ある。



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