刀  銘  寿命宗吉作(天文頃)  (古刀)

特別保存刀剣鑑定書(平成3125)

               ¥580.000(税込)

銅二重鎺、白鞘付

高知県教育委員会登録証(昭和5034)

時代・国  室町後期(480年前)、美濃。

 

法量    刃長69.2(229) 反り1.3(43)

      元幅2.97(98) 先幅1.97(65)

      元重0.66(22) 先重0.44(15)

      鋒長3.87(128) 茎長19.7(65)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅・長さ共に尋常ながら鎬が高く、鎬幅がやや広めの大和風の

      体配で、中鋒となる。

 

     板目流れて柾がかり、総体によく約んで地沸つき、地景入り、映りごころがあ

      る。

 

刃文    小互の目に小乱れ、小湾れ等交じり、小沸よくついて、金筋・砂流しがふんだ

      んに掛かり、足・葉よく入り、打ちのけ・二重刃・喰違い刃・湯走り等賑やか

      に働き、明るく冴えて、古刀大和千手院を彷彿とさせるような出来映えであ

      る。

 

 帽子    直ぐで入り、二重刃風に乱れて、先尖って返り、掃き掛ける。

 

茎     磨上げ、先浅い刃上がり栗尻、鑢目切、目釘孔3

 

説明    寿命は古関寿命の系統をひいていて、もとは本国大和であったといわれてい

      る。以後刀銘を代々寿命と切っていたと思われ、新刀期まで連綿と続いてい

      る。またその名前が縁起が良い所から、武家の祝儀用差料としても尊ばれた。

      本刀は天文頃の寿命宗吉と鑑せられており、特に宗吉の通称が入った銘は極

      めて珍しく貴重である。その為か相当入念に製作したものと思われ、大和か

      ら出た古関寿命に範を取った、古作大和千手院を彷彿とさせるような優刀に

      仕上がっている。

 


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