刀  銘    和泉守藤原国貞(二代真改代作銘) (新刀・上々作)(大業物)

13回重要刀剣指定書(昭和40310)

                      ¥10.000.000(税込)

本間薫山先生御鞘書付

金着一重鎺、白鞘付

神奈川県教育委員会登録証(平成11519)

時代・国  江戸初期(370年前)、摂津。

 

法量    刃長82.2(271) 反り1.8(6分強)

      元幅3.03(1) 先幅2.08(69)

      元重0.78(26) 先重0.57(19)

      鋒長2.95(97) 茎長23.3(77)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、稀に見る長寸で、浅く反りがつき、中鋒

      の典型的な寛永新刀の体配で、迫力がある。

 

鍛     小板目肌頗るよく約み、地沸つき、地景よく入り、明るい。

 

刃文    焼き出し直ぐ刃調に、小湾れに丁子、互の目交じり、足・葉よく入り、匂い

      口深く小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、明るく冴える。

 

帽子    直ぐで入り、先やや掃き掛けて小丸に返り、少々焼き下げて棟焼きがある。

 

茎     生ぶ、先栗尻、鑢目筋違い、目釘孔2

 

説明    初代国貞の本国は日向飫肥で、天正18年に生まれ、京に上って堀川国広の門

      に入り、その弟子の越後守国儔にも学んだ。のちに大坂に移住して元和95

      月、34歳で和泉守を受領し、河内守国助等と共に大坂新刀の開拓者となった。

      その後入道して道和と改称し草書銘に切っている。

      晩年の正保頃に老衰の為、子が親にかわって代作をなした。即ち初代親国貞

      の刀に二代国貞(真改)が代作銘をなしたものである。

      本刀はまさにその二代国貞(真改)の代作銘で、地鉄や刃文の出来の良さは、新

      刀最上作の名工となる、のちの井上真改を彷彿とさせる優刀である。また同作

      中でも最も長い一振である事から、相当な有力者の注文に応じたものと思わ

      れ、厳選された地鉄を用いた入念作である。

 

備考    本間薫山先生の御鞘書には「同作重刀中の出色也」と賞賛されている。


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