刀 銘  伯耆守平朝臣正幸    (新々刀・上々作)

     為但州桜井良蔵造之

     享和元年酉八月

36回重要刀剣指定書(平成2525)

                     ¥6.700.000(税込)

図録薩摩の刀と鐔・趣味の日本刀・日本刀全集所載

金着二重鎺、角口付白鞘付

福岡県教育委員会登録証(昭和31720)

時代・国  江戸後期(215年前)、薩摩。

 

法量    刃長80.6(266) 反り2.8(93)

      元幅3.45(114) 先幅2.3(76)

      元重0.83(27) 先重0.45(15)

      鋒長4.3(142) 茎長21.4(7寸6厘)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅頗る広く、長寸で、元先の幅差ややつき、鎬高めで、重ね頗る

      厚く、反り深く、先反りつき、中鋒延びごころとなって、姿良く、豪壮な体配で

      ある。

 

鍛     板目に杢・大板目・流れ肌交じり、総体につみ、地景入り、地沸厚く強くつき、

      地景風の黒い変り金が盛んに入ってよく働く。

 

刃文    小湾れに互の目・小互の目・尖り刃など交じり、足入り、匂深く、沸厚くついて、

      荒沸をさかんに交え、処々二重刃風となって縞がかり、頻りに沸筋・砂流しかか

      り、金筋が入って迫力がある。

 

帽子    表は直ぐごころ、裏は直ぐ、共にやや大丸風に返り、先さかんに掃きかけ、金筋

      ・沸筋走る。

 

茎     生ぶ、先入山形、鑢目勝手上がり、目釘孔1

 

説明    伯耆守正幸は二代伊地知正良の子で、享保18年に生まれ、三代目を継いで正良と名

      乗った。寛政元年、奥元平と同時に伯耆守を受領し、名を正幸と改め、文政元年86

      歳で没している。彼は父祖に勝る技量を示して出藍の誉が高く、薩摩新々刀鍛冶の

      中では奥大和守元平と共に双璧である。

      この刀は、板目に杢・大板目・流れ肌などが交じり、地沸が厚くつき、地景風の変

      り金が交じった鍛えに、小湾れに互の目・小互の目・尖り刃等を交えた乱れ刃で、

      足入り、匂い深く、沸が厚くつき、荒目の沸交じり、金筋・沸筋・砂流し等がかか

      るなどの出来口で、同工の特色をよく示している。常々の彼の作に比して、地刃の

      沸が一段と強く荒沸をさかんに交え、刃中には沸筋が一際目立った作域で、堂々と

      した豪壮な体配に志津風の刃を焼いて出来が頗る良く、成功している。(重要刀剣

      図譜より抜粋)

      尚、為銘にある桜井良蔵とは、福永酔剣先生著の「図録薩摩の刀と鐔」によると、

      但州出石藩の儒者・桜井東門と同人で、東門は熊本に来て高木紫溟に従学しており、

      本刀はその時に注文したものであろうと推察されている。

 


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