刀  無銘  長重     (古刀・上々作)

46回重要刀剣指定書(平成12105)

                    ¥3.300.000(税込)

金着一重葵紋鎺、白鞘付

群馬県教育委員会登録証(昭和35428)

時代・国  鎌倉末期~南北朝初期(680年前)、備前。

 

法量    刃長69.2cm(2284) 反り2.0cm(67)

      元幅2.85cm(94) 先幅1.87cm(62)

      元重0.76cm(25) 先重0.38cm(13)

      鋒長3.33cm(11) 茎長19.2cm(634)

 

形状    鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねが厚くしっかりとした体配で、大磨上ながらも反り

      深く、腰反りつき、中鋒となって、姿が良い。

 

鍛     板目に杢目交じり、肌立ちごころとなり、地沸つき、地景細かによく入り、淡く

      映り立つ。

 

刃文    小湾れに互の目・小互の目・小丁子・尖り刃等交じり、上半は焼きに高低が目立

      ち、足・葉盛んに入り、小沸よくつき、処々湯走りを交え、金筋・砂流しかかり、

      匂口明るく冴える。

 

帽子    表は湾れ込み小丸風、裏は直ぐに大丸ごころとなり、共に厚く沸づいて、沸崩れ

      風となる。

 

彫物    表裏に棒樋を角留めにする。

 

茎     大磨上、鑢目上半は筋違い、下半は勝手下がり、先一文字、目釘孔3

 

説明    南北朝時代にあって長船嫡流の兼光一派と異なる作風を示しているのが、長重・長

      義一派である。古伝の一説では、長重は長義の弟としているが、現存する作刀に徴

      すると、長重に建武元・二年紀及び康永元年紀などがあるのに対して、長義には正

      平十五(延文五)年を遡るものがないことから、今日ではむしろ長重を長義の兄とす

      る説が有力となっている。

      この刀は上半に高低の目立つ湾れ調の刃文が看て取れ、長義一類であることが察知

      され、下半の長義に比しては焼の低い穏やかな刃取りに長重の所伝が首肯される。

      地景を細かに織り成した鍛えは破綻がなく、また刃文は足・葉が盛んに入り、金筋

      ・砂流し等が働いて変化に富んでいる。覇気の横溢した長重の佳品である。

                                   (重要図譜より抜粋)

      日本刀名鑑によれば、長義の親という説も載せていて、作刀年紀から推してそれも

      頷けるところがあり、本刀の姿も鎌倉末期の体配に近いものである。いずれにせよ、

      長重には備前風と相州伝の作があり、本刀はその両方の長所を盛り込んだ、いわゆ

      る相伝備前が流行する最も初期の頃の作品で、地刃共によく働いた出来の良い優刀

      である。



                                                                             ※重要図譜より転載

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